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2018年10月15日 (月)

ゲルハルト・リヒターの連作『1977年10月18日』—1

ドイツの画家ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter, 1932年–)が1989年に発表した連作『1977年10月18日(18. Oktober 1977)』は、ドイツ赤軍(RAF)メンバーの死をめぐる15点の油彩で構成される。リヒターのホームページで全作品を見ることができる(https://www.gerhard-richter.com/en/exhibitions/gerhard-richter-18-oktober-1977-367)。

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いちばん上の女性の上半身の絵は、逮捕されたRAFの主要メンバーであるグードゥルン・エンスリン(Gudrun Ensslin, 1940–1977年10月18日)の面通しの際に撮られた写真をもとにしている。エンスリンに加えて、この連作では、RAFの主柱をになっていたウルリケ・マインホフ(Ulrike Marie Meinhof, 1934-1976年)、RAFのもうひとりの主柱アンドレアス・バーダー(Andreas Baader, 1943-1977年10月18日)が描かれている。また、やや間接的ではあるがやはりRAFメンバーのホルガー・マインス(Holger Meins, 1941–1974)、ヤン=カール・ラスペ(Jan-Carl Raspe, 1944–1977年10月18日)が登場する。

 

これらの人物すべてが1974–1977年に死亡している。そのうちの三人は、この連作の題名である1977年10月18日に亡くなっている。

この作品公開当初に作られた本(『18. Oktober 1977』第2版 1991年)の動画をアップした(https://www.youtube.com/watch?v=tJqpf2WflLk)。

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モチーフとなったRAFについての年表を掲載しておく。なお、この年表では、アンドレス・ファイエルの映画『ブラック・ボックス・ジャーマニー(Black Box BRD)』にも触れた。この映画についても、そのうちに書けたらと思う。

 

〈続き〉ゲルハルト・リヒターの連作『1977年10月18日』—2

 

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amazonで入手できるこの本は、上の動画でお見せしているものとは異なります。



 

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